関東での梅雨明けは平均で7月20日となっていますので
しばらくは星空も期待しづらい時期が続きます。
しかし、先月は運良く晴れ間に当たってくれることが多く
むしろ4・5月よりもたくさん星を見ることができました。
なので、今月も開催当日までお天気を期待したいと思います。
ちなみに昨年2007年7月のかつしか星空散歩は
6回ほど開催したうち、半分の3回で星を見られました。
では2008年7月のかつしか星空散歩ではどんな天体が見られるのか、
簡単にご紹介したいと思います。
【月】
11(金)、12(土)に半月より少しふくらんだ月が見られます。
18日(金)は東の空にのぼってきたばかりの満月が見られるかも。
【惑星】
7月の半ばくらいまでは土星・火星が見られる位置にあります。
後半には西の空低くになってしまうので観察は難しいでしょう。
バトンタッチするように東の空から木星がのぼってきます。
しま模様やガリレオ衛星などを楽しむことができます。
【一等星】
西の空には春の一等星が輝いています。
うしかい座のアルクトゥルス、おとめ座のスピカなどです。
そして東の空には夏の星座が姿を見せるようになります。
木星とともに南の低い位置には、さそり座のアンタレスが、
東からは夏の大三角を作る一等星もお目見えです。
わし座のアルタイル、こと座のベガ、はくちょう座のデネブです。
【二重星】
春と夏の二重星の両方を楽しむことができます。
北の空には、おおぐま座のミザール、りょうけん座のコルカロリ、
真上には西に傾き始める、うしかい座のプルケリマがあります。
東から上ってくるのは、こと座のダブルダブルスターに
はくちょう座のアルビレオ、ともにきれいな二重星です。
南の空に輝く、さそり座のアンタレスも実は二重星です。
空の状態が良いと、明るく赤いアンタレスのすぐとなりに
小さく輝く緑色の星が見えてきます。
7月のかつしか星空散歩のテーマは「七夕の星」です。
もちろん7月7日の「七夕」にちなんでのものです。
しかし、7月7日はまだ梅雨明けしていないので
お天気が悪くて織姫と彦星もなかなか見られません。
もともと七夕は旧暦(昔のこよみ、太陽太陰暦)の行事で、
今わたしたちが使っている新暦(太陽暦)でいうところの
7月下旬から8月ごろにおこなわれていたものでした。
国立天文台が公表している
伝統的七夕(旧暦の七夕)によると
今年の日付は8月7日となっています。
なので、7月7日に見られなかったとしても大丈夫。
8月7日に見られればいいんです、ということにしちゃいましょう。
もちろん、どちらも晴れてくれれば一番いいんですが。
葛飾区郷土と天文の博物館では7月5日(土)の午前中に
1階のホールにて
七夕かざり大会がおこなわれます。
土曜日は小中学生の入館料が無料ですし、願い事を書いてみるのもいいですね。
最後に2008年6月の星空散歩のまとめです。
6回おこなった中で、星が見られたのが5回、雨天中止が1回でした。
梅雨時とは思えないびっくりの晴天率ですね。
(すっきりと晴れたのは2回だけでしたが)
観察した天体は、おなじみの月、土星と火星の惑星ふたつ、
一等星(アルクトゥルス、スピカ、ベガ)、
二重星(ミザール、コルカロリ、プルケリマ、かんむり座ζ、
ラスアルゲティ、ダブルダブルスター)でした。
お客様は合計で122名、平均すると20名でした。
お天気がよかったので、それに合わせてお客様も増えました。
また、臨時かつしか青空散歩も2回行ないました。
昼間の青空の中で月や、一等星、二重星を観察できました。
合計で90名ほどのお客様にお越しいただきました。